San Francisco 49ers, Number 80 ― 2007-02-01
小田嶋隆の『テレビ標本箱』を読んでたら、最近のテレビは番宣ばっかりだというような話が書いてあったのを、出勤前にNHKのニュース見ていて思い出した。
何だってNHKでスーパーボウルの話なんかしなきゃいけないわけ? と思っていたんだけど、ひょっとして、衛星放送でやるからその宣伝も兼ねてるってことだったんだろうか。気がつかなかった私が鈍いのか。
昔、実家の階段にジェリー・ライスのポスターが貼ってあった。あれは誰が貼ったんだったか忘れたが、観衆に向かってタッチダウンしたボールを掲げている後ろ姿で、あれはカリフォルニアのスタジアムだったんだろうか、陽光鮮やかなスタジアムの観客席もまた色とりどりのドットのような人々であふれている図だった。
壁に何かを貼ってあったというの、人はどのくらい覚えているものなんだろう。
ロンドンにいる間いちばんよく読んだ新聞はGuardianで、Guardianはときどき、博物学的なポスターを付録につけていた。リンゴならリンゴ、チーズならチーズで、さまざまな種類のリンゴやらチーズやらをきれいなイラスト----それこそイギリス的な----が描いてあるというもの。私がいた間についていた付録ではリンゴがいちばんかっこよかった。
で、そのポスターの古いやつをたくさん壁に貼っている食堂があったのだ。壁に掛かってると覚えるからと言っていたけど、本当に覚えるもんなのかなーと疑問に思っていたわけだ。
でもジェリー・ライスのポスターは覚えている。名前は忘れたがダラス・カウボーイズのRBのやつもあった。背番号が22番だったか? 確かに、案外記憶に残っているものだ。
NFLを観なくなって何年も経つと、何でこんなもんニュースでやるんだという身も蓋もない疑問が沸いてきて、それで話はテレビの番組宣伝のことに繋がったのだが、同時に、私のNFLの記憶はもはやもう捨てられてしまったポスターだけになってしまったということもわかって、それにも驚いている。
まとまりがないまま、気がついたら二月になっている。
何だってNHKでスーパーボウルの話なんかしなきゃいけないわけ? と思っていたんだけど、ひょっとして、衛星放送でやるからその宣伝も兼ねてるってことだったんだろうか。気がつかなかった私が鈍いのか。
昔、実家の階段にジェリー・ライスのポスターが貼ってあった。あれは誰が貼ったんだったか忘れたが、観衆に向かってタッチダウンしたボールを掲げている後ろ姿で、あれはカリフォルニアのスタジアムだったんだろうか、陽光鮮やかなスタジアムの観客席もまた色とりどりのドットのような人々であふれている図だった。
壁に何かを貼ってあったというの、人はどのくらい覚えているものなんだろう。
ロンドンにいる間いちばんよく読んだ新聞はGuardianで、Guardianはときどき、博物学的なポスターを付録につけていた。リンゴならリンゴ、チーズならチーズで、さまざまな種類のリンゴやらチーズやらをきれいなイラスト----それこそイギリス的な----が描いてあるというもの。私がいた間についていた付録ではリンゴがいちばんかっこよかった。
で、そのポスターの古いやつをたくさん壁に貼っている食堂があったのだ。壁に掛かってると覚えるからと言っていたけど、本当に覚えるもんなのかなーと疑問に思っていたわけだ。
でもジェリー・ライスのポスターは覚えている。名前は忘れたがダラス・カウボーイズのRBのやつもあった。背番号が22番だったか? 確かに、案外記憶に残っているものだ。
NFLを観なくなって何年も経つと、何でこんなもんニュースでやるんだという身も蓋もない疑問が沸いてきて、それで話はテレビの番組宣伝のことに繋がったのだが、同時に、私のNFLの記憶はもはやもう捨てられてしまったポスターだけになってしまったということもわかって、それにも驚いている。
まとまりがないまま、気がついたら二月になっている。
立春に蛍 ― 2007-02-09
熊本ではもう蛍が見られるらしい。深夜のラジオでそう言っていた。
例年、三月の下旬らしいのだけど、今年はもういるんだそうだ。
三連休か。どこも出かけたくないが明日は友人の結婚祝いに行かねばならない。シフト勤務があってから、何となく調子が上がらないままなんだよなあ。
三連休か。どこも出かけたくないが明日は友人の結婚祝いに行かねばならない。シフト勤務があってから、何となく調子が上がらないままなんだよなあ。
デーモンハンター ― 2007-02-12
とても面白くない映画だった。
私はB級のアクション映画が好きでよく観るのだけれど、それでも、これほどひどいものには滅多にお目にかからない。B級映画を選ぶときに「予告編くらいは観たことあるけど…」とか「どっかで名前は聞いた」とかいう理由で選ぶと、当然ながら、そこそこの知名度のある映画が引っかかる。『デーモンハンター』は近くのTSUTAYAで見かけて、ショーン・パトリック・フラナリーが主演だというし、懐かしくなっていきなり借りた。
で、わかったのはだいたい次のこと。
お金がなくても、このあいだ渋谷シネ・ラ・セットで観た『FM89.3』はなかなか面白かった。オススメ。予告編だけでも観てみてください。
このあいだ「暴走族ねたはみんな好きなものだ」と書いたばかりだけど、架空の存在としてはヤクザも行ける。いいじゃないか、フィクションなんだから(家主のいる前では観ないけど)。
私はB級のアクション映画が好きでよく観るのだけれど、それでも、これほどひどいものには滅多にお目にかからない。B級映画を選ぶときに「予告編くらいは観たことあるけど…」とか「どっかで名前は聞いた」とかいう理由で選ぶと、当然ながら、そこそこの知名度のある映画が引っかかる。『デーモンハンター』は近くのTSUTAYAで見かけて、ショーン・パトリック・フラナリーが主演だというし、懐かしくなっていきなり借りた。
で、わかったのはだいたい次のこと。
- アクション映画はお金がかかるので、低予算だとどうにもならない
- でもエロならお金がかからないので、だめなアクション映画はエロを増やそうとするようだ
- しかしお金がないせいか、かわいい女の子を揃えるのもなかなか大変である
- 真にダメな映画というのは公開もされず、人の口に上ることもない
- ひっそりとTSUTAYAの棚に並ぶだけだ
- つまりいわゆる「B級映画」は、言ってみれば「B級」という一ジャンルなのであって、真に「ランクが落ちる映画」というのはまた別ジャンルなのだ
- ていうかよくDVD発売になったなあ、これ。
お金がなくても、このあいだ渋谷シネ・ラ・セットで観た『FM89.3』はなかなか面白かった。オススメ。予告編だけでも観てみてください。
このあいだ「暴走族ねたはみんな好きなものだ」と書いたばかりだけど、架空の存在としてはヤクザも行ける。いいじゃないか、フィクションなんだから(家主のいる前では観ないけど)。
お願いごと ― 2007-02-17
MOLESKINにお願いなのだが、「ヘミングウェイ、ピカソ、チャトウィンが愛用した」と謳うならば、頼むから何とかしてチャトウィンの『ソングライン』が復刊されるようにしてくれないか。チャトウィンを読んだことがある人なんてきっとそんなにいないぞ。名前も知らない人だって多いはずだ。『パタゴニア』は買えるけど、amazon.co.jpでは15万位前後だから、そんなに売れてるとは思えない。『ソングライン』に至ってはUSEDが8千円からだ。
…と思っていたら、公式サイトにはチャトウィンの名がない。代わりにゴッホの名前があった。あれ、出始めの頃にはチャトウィンの名前があったと思ったんだけどなあ。やっぱりマイナーだから消えちゃったのか?
…と思っていたら、公式サイトにはチャトウィンの名がない。代わりにゴッホの名前があった。あれ、出始めの頃にはチャトウィンの名前があったと思ったんだけどなあ。やっぱりマイナーだから消えちゃったのか?
NIGHT ROTA/POINT BREAK ― 2007-02-19
今週はずっとナイトシフトである。ああ、これでまた生活のリズムが狂うなあ。ナイトシフトに慣れていないので、簡単にぐだぐだになってしまう。壁の時計を見ながら時差を計算する毎日。Londonはマイナス九時間、N.Y.はマイナス十四時間。
出勤までの時間、買ったままになっていた『ハートブルー』を流している。1991年の映画、公開時のコピーが「銀行強盗とサーフィンに命をかけてもいいかもしれない。」 映画本編は今見ても遜色ない面白さなのだけれど、特典映像の予告編はものすごく古くさく感じる。ここ十五年で変わったいちばん大きなことは予告編の作り方なのかもしれない。
キアヌ・リーヴス演じる新米のFBI捜査官ジョニー・ユタがL.A.に着任し、最初の仕事が元大統領のマスクをかぶった強盗団の捜査。犯人はサーファーだという相棒の推理にしたがって、ジョニーはビーチに潜入することになる。そこで美しい女性サーファーのタイラーやカリスマ的サーファーのボーディ(何とbodhisattvaの略)と出会い、次第にサーフィンの魅力に取り憑かれていくのだが…という話。
『ワイルドスピード』がまったくこれと同じ話で、存在を知られてはいるけれど実態は知られていない若者文化に関わる犯罪事件が起き、若い捜査官が潜入捜査を開始するんだけど、その過程でカリスマ的な存在に出会って、かつその文化そのものの快楽にはまってしまい、捜査する者と容疑者の立場でありながら次第に惹かれていってしまう…という。あらゆる若者文化はこの定型で映画化できそう。
何となく気になったこと。
『ハートブルー』のジョニー・ユタは、かつてオハイオ州立大学の名クォーターバックだったのだけど、膝を傷めてプロを諦めたという過去を持つ。ボーディといちばん最初に遊ぶとき、サーファーたちは浜辺に車を並べてヘッドライトをともし、アメリカン・フットボールをして、そこでジョニーは昔取った杵柄をを見せることで、サーファーたちからちょっとだけ存在を認められるのだ。それで思い出したのが『ブルー・クラッシュ』。こっちはハワイで生まれ育ったアン・マリーという女の子のサーフィン青春ものなのだけど、そこで彼女が出会って恋に落ちるのが、アメリカ本土から遊びだかキャンプだかに来ているフットボールチームのクォーターバックなのだな。
…何でアメリカン・フットボールなんだろう。海のそばで生まれ育ったかわいい女の子がQBにサーフィンを教える…ってアメリカ的にはすごい美味しいファンタジーなんだろうか。サーファー文化が何かのアウトサイドに片足踏み出しているとしたら、完璧なインサイドがアメリカン・フットボールか?
そういえば、黒人のQBも少ないが、黒人のサーファーって表に出てこないような気がする。サーフィン雑誌を見ていても、白人以外だとポリネシアやミクロネシアの人たちはいろいろ出てくるし、ブラジルっていうのも見た覚えがあるが、黒人サーファーのかっこいい写真ってあんまり見ない。同じL.A.にいるはずだけど、サウス・セントラルの若者文化というと、いちばん最近で『RIZE』だろうか。ビーチで波に乗る奴らと、ガレージで道ばたで踊る奴ら。文化圏が違うのか?
出勤までの時間、買ったままになっていた『ハートブルー』を流している。1991年の映画、公開時のコピーが「銀行強盗とサーフィンに命をかけてもいいかもしれない。」 映画本編は今見ても遜色ない面白さなのだけれど、特典映像の予告編はものすごく古くさく感じる。ここ十五年で変わったいちばん大きなことは予告編の作り方なのかもしれない。
キアヌ・リーヴス演じる新米のFBI捜査官ジョニー・ユタがL.A.に着任し、最初の仕事が元大統領のマスクをかぶった強盗団の捜査。犯人はサーファーだという相棒の推理にしたがって、ジョニーはビーチに潜入することになる。そこで美しい女性サーファーのタイラーやカリスマ的サーファーのボーディ(何とbodhisattvaの略)と出会い、次第にサーフィンの魅力に取り憑かれていくのだが…という話。
『ワイルドスピード』がまったくこれと同じ話で、存在を知られてはいるけれど実態は知られていない若者文化に関わる犯罪事件が起き、若い捜査官が潜入捜査を開始するんだけど、その過程でカリスマ的な存在に出会って、かつその文化そのものの快楽にはまってしまい、捜査する者と容疑者の立場でありながら次第に惹かれていってしまう…という。あらゆる若者文化はこの定型で映画化できそう。
何となく気になったこと。
『ハートブルー』のジョニー・ユタは、かつてオハイオ州立大学の名クォーターバックだったのだけど、膝を傷めてプロを諦めたという過去を持つ。ボーディといちばん最初に遊ぶとき、サーファーたちは浜辺に車を並べてヘッドライトをともし、アメリカン・フットボールをして、そこでジョニーは昔取った杵柄をを見せることで、サーファーたちからちょっとだけ存在を認められるのだ。それで思い出したのが『ブルー・クラッシュ』。こっちはハワイで生まれ育ったアン・マリーという女の子のサーフィン青春ものなのだけど、そこで彼女が出会って恋に落ちるのが、アメリカ本土から遊びだかキャンプだかに来ているフットボールチームのクォーターバックなのだな。
…何でアメリカン・フットボールなんだろう。海のそばで生まれ育ったかわいい女の子がQBにサーフィンを教える…ってアメリカ的にはすごい美味しいファンタジーなんだろうか。サーファー文化が何かのアウトサイドに片足踏み出しているとしたら、完璧なインサイドがアメリカン・フットボールか?
そういえば、黒人のQBも少ないが、黒人のサーファーって表に出てこないような気がする。サーフィン雑誌を見ていても、白人以外だとポリネシアやミクロネシアの人たちはいろいろ出てくるし、ブラジルっていうのも見た覚えがあるが、黒人サーファーのかっこいい写真ってあんまり見ない。同じL.A.にいるはずだけど、サウス・セントラルの若者文化というと、いちばん最近で『RIZE』だろうか。ビーチで波に乗る奴らと、ガレージで道ばたで踊る奴ら。文化圏が違うのか?