右腕の青いたてがみ2007-06-08

午前半休したおかげで、図らずもNBAファイナルの初戦を見てしまった。途中までで出かけてしまったのだが、気になって仕事中にニュースをチェックしたら---レブロン・ジェームズは結局、第三クォーターまでシュート決まらなかったようだ。
今年のファイナルはスパーズ対キャヴスで、これはもう王者スパーズと挑戦者キャヴスという構図だ。スパーズのエースはティム・ダンカン、97年のルーキーだからもう十年が経つのか…ちょっと時間の流れに呆然としてしまった。さておき、スパーズ王朝の献身的な王者である。がたいがよくて、真面目で、安定している。一方のキャヴスのエースがレブロン・ジェームズ、ほとんどのNBA選手が大学卒である中で、高校卒業後十九歳でNBA入り、その年のルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得している。
このレブロンが入ったおかげでぱっとしなかったキャヴスが一気に注目チームになり、四年目の今年はとうとうNBAファイナルというわけだ。そのレブロンはスパーズの執拗なディフェンスに見事にシャットアウトされてしまった。

そのレブロン・ジェームス、すーごく久しぶりに見たのだが----NBAはあんまり見ないので----両肩から腕にかけて青っぽい刺青を入れていて、右手に至ってはほとんど手首近くまである。おお、肩だけではなくてこんなにたくさん入っていたとは。ていうか増えてる? 前からこんなに埋め尽くされてたっけ? …で、これも仕事中に検索してみたら、2005年に「毎年新しいのを入れていくつもりだよ」とか言っているニュースが見つかった。

…いや本当に申しわけないのだが、強引に行こうとしては阻まれ全然シュートを決められない試合を見た後だったせいだろうか。一瞬、『天牌』の伊藤が気合いを入れるために彫っていた背中の刺青を思い出してしまった。
ジェームスは評価もすごく高いし、二十二かそこらでチームをNBAファイナルまで導いたのはすばらしい功績だし、引き合いに出されるのはかのマイケル・ジョーダンだったりする。一方で、何となーく勝負どころに弱いという印象が拭えない。顔つきもときどき不意に幼く見えて、しかも今日のような試合のときなど、在りし日のマックス・ビアッジが頭をよぎってしまうのだった。比較対象が肩のあたりに盤石さを感じさせるティム・ダンカンだったので余計に、こう。

…やだなあ、続きが気になる。

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