鉄男2008-03-23

やばい。今週に予定していたことがすべて過ぎ去っていったなと気がついたら、退職して旅行に行くまでほとんど時間がない。和凧製作キットを前に途方に暮れている。組み立て式の六角を作りたいんだよなーホントはできれば菱凧で…って私はいったいいつ、これを作る時間を捻出すればいいんだ…? クラシックに夜なべ?

さて、何から行くべきか。書き留めておきたいことはいろいろあるのだが。

MARVEL社原作の映画"Iron Man"は本国では5月に公開になる様子。日本には来てもヒットするかどうか…何せカラーリングが赤と黄色のウォーズマンなので。気になって調べてみたらアイアン・マンの初登場が1960年代の半ば、『キン肉マン』の連載開始が1979年だから、アイアン・マンの方が十年以上早かった。

公開された予告編を見てちょっとびっくりしたのが、決めどころの音楽にBLACK SABBATHの"Iron Man"を使っていたところ。そりゃー映画化するならこの曲使うしかないよね!
BLACK SABBATHは、今ではリアリティショーの常連となったオジー・オズボーンがヴォーカルを務めた元祖ヘヴィ・メタルバンドのひとつで、"Iron Man"が収録されているアルバム"Paranoid"だって1970年の発表だから相当昔だ。私が知ったときにはすでに長髪でちょっと下ぶくれ気味の変なおじさんだったけれど、昔の写真を見るとそれなりにかっこいい。若い頃に名前を売った黒魔術崇拝もパフォーマンスなんだろうなーということは、いい年してサービス精神旺盛なリアリティショーの映像を見るとよくわかる。

"Iron Man"も1960年代にスタン・リー(スパイダーマンやX-MENの原作で名高い人)とラリー・リーバーが作り出したキャラクターだ。
スパイダーマンやX-MENがわかりやすく「60年代」を反映したキャラクター達であるのに対し、アイアン・マンはいまいちよくわからない(スパイダーマンは「若者」のスーパーヒーローとして人気を博し、超能力者たちが迫害されるX-MENは公民権運動の盛んな世相を反映したものだというのが定説)。
アイアン・マンはMITを優秀な成績で卒業したエンジニアリングの天才で、かつ、両親の莫大な財産を継いだ社長さんでもある。ここだけ聞くと対比の対象は間違いなくウェイン財閥総帥のバットマンだが、じゃあ、バットマンと比較したときにアイアン・マンはどういう特徴があるのかというと…自分で鎧を作っちゃうくらい?(ちなみに映画『バットマン・ビギンズ』では、こともあろうにバットマン自身が黒のラッカースプレーをバットスーツに吹きかけているというシーンがあり、クリストファー・ノーランはおそらくバットマンなんか全然好きじゃなかったんだろうなあと思わせた。よりによってバットマンにそんなみみっちい真似をさせるとは。悪意でないならただの無知だ、しかも、監督を務めるには決定的な無知だ)

賭けてもいいが、日本人の目にはバカバカしくて見てられないものに映るんじゃないだろうか。やっぱり顔が…顔がまずいよ…

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://cineres.asablo.jp/blog/2008/03/23/2822210/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。