Learn the way to Hell2007-11-09

25%増しの年収が記された同意書を前に、窓の向こうに日暮れの町並みを眺めながら条件の説明を聞く。25%か。魅力だな。抗いがたい魅力だ。だがこの先に待っているのは-----という確信に近い予感があって、素直にハンコを押したりは到底できないのである。
話の内容を総合してみよう。すばらしいお給料とすばらしい待遇。そして話を総合してみれば、モラルを低下させるインセンティブに満ち満ちているじゃない。倫理的でないことを強いられるだけでなく、他人にも強いることになるのは目に見えているじゃないの。今さらそんなことを言っても甘いだけなのかもしれないが、それが嬉しいはずはない。激務だけを予想してためらっているんじゃないんだよ。

善意が敷き詰められたハイウェイを熟知することが天国への近道だとしても、深く帽子をかぶったスティーヴのように注意深くても、この道を行くのはちょっと危険すぎやしないか? 気がつかないうちにくぐった門に、よく見たら「いっさいの希望を捨てよ」と刻んであったりしない?

But I'm not ready, no I'm not ready for you.